近所のコンビニ、な話

〜ピロローグ〜

近所のコンビニは、数年前にリニューアルされた時人員整理が行われた。


若いんだか年なんだか分からないケバいお姉さんも、優しい中国人も、ザおばさんも、全員いなくなった。


リニューアル後は、常に店内で全力で売り声をあげ、全力で接客してくる精鋭部隊がとってかわっていた。棒読みだけど。



前のゆるいのがよかったのに、なんか気持ち悪い。



しかし、一人だけ残ったツワモノがいた。

深夜帯のふくよかなお兄さん。



深夜帯には人員整理が届いてないのかと思ったけど、そのお兄さんが生き残っただけだった。



「い〜!ラっしゃいませェ〜!!」



大声で全力で接客するモンスターになることで免れたらしい。棒読みだけど。



最近はまだ新人で多少慣れない感じのおじさんとよく一緒に入って、引っ張っていってるようです。






〜現在〜



お兄さん店員
「い〜ラっしゃいませェ〜(棒読み)

ただいま!エルチキ!100円セール.....」




お兄さんおじさん
「「…実施中でぇ〜す」」(棒読大声×2)




兄「エルチキエルチキチーズエルチキホット、全てが.......」(棒読み早口)



兄おじ「「…ひゃーくえんでぇ〜す。」」(合わせるタイミングがよそよそしい)






兄「いつもはちょっとお高いエルチキが、ただいまなんと…」(オリジナルの言い回しぽいver)




兄おじ「「…ひゃーくえんでぇ〜す」」(高音低音別れてる)




もうね、ずーっと言ってるから恥ずかしくなって、うちはすぐレジへ。
でも、なんとお兄さん、レジ打ちしながら売り声あげだした。








兄「い〜ラっしゃいませェ〜ただいま!エルチキ!100円セール.....「実施中でぇ〜す」エルチキエルチキチーズエルチキホット、全てが.......









おじ「…ひゃーくえんでぇ〜す。」


兄「…………(・_・)」

おじ「Σ(;_;)」








いやぁー。・゜・(ノД`)・゜・。ーーーーー